<Love Our Nature>造形作家の玉田多紀さんとコラボ、真珠3,000個がアート作品に
「MARLENA」を運営する株式会社WSPは、ダンボールをアートとして甦らせる造形作家の玉田多紀さんとコラボレーションし、現在<Love Our Natureキャンペーン>を開催しています。
このLove Our Natureキャンペーンは、「⾃然を愛そう!ありのままを愛そう!」というスローガンのもと、豊かな⾃然が育んだ、個性的な真珠の存在と新たな活路を⾒出すために始められました。
ジュエリーグレードに満たない真珠をアート作品へ
日本を代表するジュエリーである真珠は、その美しさで世界中の人々を魅了し、世界的なファッションブランドからも高い評価を受けています。しかしながらジュエリーとして使用されるためには厳格な基準があります。
真珠は、入札時に1級・2級 に仕分けられ、更にサイズや色、形、キズの状態等により細分化されて流通しています(*1)。ハイグレードジュエリーに適している1級に仕分けられるのは日本貝で約13%(*2)、外国産あこや貝と交配した交雑種では約7%にすぎず、この仕組みがあるからこそ日本の真珠ジュエリーは高品質として認められています。
一般的には、2級に満たない低品質真珠は販売されず、化粧品の原料<コンキオリン>や再生核などとして利用されています(*3)。
作品へ真珠3000個を提供
海洋環境で起きている問題や日本の海を美しく保全していくことが、日本の真珠産業にとってどれだけ大切なことか、多くの人に知ってもらいたいという思いがありました。
そこで、リサイクルダンボールを生命力あふれる生きものたちへと息を吹き込み、多くの作品を世に送りだしている造形作家の玉田さんへ、ジュエリー品質とみなされなかった個性豊かなあこや真珠とのコラボレーションを依頼、そして快諾をいただき実現いたしました。
弊社が提供した "ジュエリーグレードに満たない 一つ一つが異なる形や色をしたおよそ3,000個のパール" が使用された作品が、7/13(土)より瀬⼾内市⽴美術館にて開催されている美術展「造形作家 ⽟⽥多紀 海のいきもの ダンボール物語より」にて展⽰されます。
是非、近隣にお越しになる機会があればお立ち寄りください。
#Making Movie
■造形作家 玉田多紀プロフィール
1983年兵庫県⽣まれ
古紙ダンボールのみを使⽤し⽣き物の造形美や性質をユニークに捉えた⽴体作品を制作。
国内外の展覧会、ウインドウディスプレイ、TVメディアやワークショップでも精⼒的に活動。
ダンボールの強度と柔軟性を⽣かした独⾃の技法を美術教育の現場でも広めている。
■「造形作家 ⽟⽥多紀 海のいきもの ダンボール物語より」展
SDGsが社会テーマにもなっている今、リサイクル100%可能なダンボールを使い、海の環境問題・絶滅危惧種など海をテーマとする作品を約20点取り上げます。
開催期間:2024年7月13日(土)~9月1日(日)
場所:瀬⼾内市⽴美術館(岡山県瀬戸内市)